〇発刊に至った経緯等
幼少期からの熱烈なうどん好きが高じて、四国旅客鉄道株式会社のベンチャー企業である株式会社めりけんやの社長に就任し、2002年には首都圏へのセルフ式讃岐うどん店の進出を果たすなど、実業の最前線で「讃岐うどん」に深く
関わってきた 。
この過程で、経営戦略のみならず、讃岐うどんの歴史や香川県独自の食文化に
ついても解説を求められる機会が増えたことが、資料収集と研究の原点
となった 。
2006年からは中国やシルクロードを訪れ、麺類のルーツを探求するとともに、国内外の研究者と交流を深めた 。さらに「世界麺フェスタ2008inさぬき」の運営や「年明けうどん」の普及、さぬきうどん研究会での活動を通じて、業界の振興に尽力してきた 。
2016年からは同研究会の会長を務め、一般団体や香川県の新任職員研修、香川大学の「うどん学」講座などで、讃岐うどんの歴史、文化、継承に関する講演や講義を長年にわたり継続してい
る 。
本書は、これらの講義で使用してきた教材や、さぬきうどん研究会の会報、業界の刊行物、そして筆者自身の体験や調査資料を集積・編集したものである 。うどんは米飯のような主食ではなく、記録や証拠が極端に少ない分野であるため、内容が推測に基づかざるを得ない面や、学術的な不足点があることも筆者は認めてい
る 。しかし、讃岐うどんという一地方の食文化を語り続けてきた者の責務として、また
「さぬきうどんの伝統を継承し、発展をはかる」という研究会の目的を達成するために、
本書をまとめるに至った 。
本書が今後専門家や研究者からの教授を経て修正・補完されることを期待
しつつ、地域の大切な文化資源である讃岐うどんの深遠な魅力を次世代へとつなぐ
一助となることを願っている 。
〇本書の紹介
【目次】
はじめに
第1章 香川県はうどん県! (うどん県である理由)
第2章 小麦とめん類の起源
第3章 めん類の日本への伝播と発達
第4章 日本における「うどん」と「うどん屋」の誕生と発達
第5章 讃岐におけるうどん食習慣の始まりと醸成
第6章 讃岐のうどん食文化の形成と変化
第7章「“讃岐”うどん」の誕生と発展(讃岐うどんブームなど)
第8章 讃岐うどんが生まれた風土と産物
第9章 うどん食文化の継承と発展をめざして
※などについて、県庁入庁新任職員や一般の方々への讃岐うどんの歴史や文化に関する講義を行ってきた 内容をまとめたもの(讃岐うどんの歴史と文化の講義集)
筆者の讃岐うどん遍歴
あとがき
歴史年表 讃岐うどんの歴史年表
補足資料 年中行事や農耕行事とうどん食習慣(県内各地区毎)
付 録 手打ちさぬきうどんの作り方
参考文献および資料
定価 2200円(税込み)
〇一般販売箇所
・香川県内は宮脇書店
・東京の「地方・小出版流通センター」、ネット「アマゾン」
・㈱美巧社直販 (香川県高松市多賀町1-8-10)
〇OB会でご希望の方は、
ご住所とお名前、連絡先電話番号を下記までご連絡下さい。
・PCメールの場合 teruosuwa@md.pikara.ne.jp
・携帯電話・SMSの場合 080-4084-0783
・葉書やお手紙の場合 〒761-8022 高松市鬼無町佐料200
諏訪 輝生 あて
※図書代金は口座振り込みとなります。
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