来年取り壊し予定の近永駅舎 最後の門松感謝込め
愛媛支部 南予分会

感謝の気持ちを込めて飾られた門松 門松を作成中の会員
  老朽化などに伴い来年度取り壊される予定の近永駅に令和3年12月13日、愛媛支部南予分会が企画し、住民有志とで手作りした門松がお目見えした。
 最後の正月を迎える現駅舎に、感謝の気持ちを込めて飾り付けられ、令和4年1月15日まで華やかさを添える。
 1933年に完成したとされる現駅舎は、町が進める駅周辺の活性化に向けた事業の一環で取り壊され、2023年3月までに交流スペースなどを備えた新駅舎に生まれ変わる予定。
 竹や松などの門松の材料は、会員や町職員が各自の庭や山から持ち寄った。「のみ」や「かんな」を使って加工し、立てた竹を囲むようにナンテンや葉ボタンをあしらい完成。レトロな駅舎が正月の装いとなった。
 発案者の横畠 利一さんは「長年ご苦労様でしたという気持ちを込めて作った。新しい駅舎になっても続けたい」と話している。
※12月18日付愛媛新聞「ワイドえひめ」より転載