愛媛支部西条3班、兵頭 文市さん~「真鍋定山画伯の洋画展開催支援」

 平成29年3月24日から30日までの6日間、 西条市五百亀記念館で壬生川駅前の元SL機関助士真鍋定さん、画号を真鍋定山画伯の洋画展が開催されました。 総理大臣賞など数多くの受賞作品ばかり、10号から100号までの油彩画二十四点の大作を永い年月をかけて、竹の先端で絵具を積み重ねる、定山さん独特の技法で描いた洋画であるが、連日大勢の見学者から「凄い」「こんな凄い絵を描く人が壬生川にいたのか」「よくここまで」と絶賛の言葉を多く頂く展示会でした。
  以前から定山さんは、絵画、SL写真、鉄道グッズの蒐集に造詣が深く、「知る人ぞ知る」の存在でしたが、本人の性格で思慮深くあまり表にでるはありませんでした。
  永い間、家の倉庫や、アトリエに眠っていた作品を私たち鉄道OB会有志や後輩達が“もったいない“卒寿の記念に、ぜひ、皆さんに広く見てもらっては、との誘いでやっと重い腰をあげてくれることになりました。
  当初、会場の確保に苦慮しながら、知人、西条市、報道機関などに働きかけ、力を借りながらやっと開催にこぎつけた次第です。
  諸々の準備をする中、今までいくら勧めても頑なにOB会入会を拒んできた同氏が、ある日突然、私達に“OB会のメンバーに世話になったからOB会に入ろうかのう“の一言がありました。 今回、会員達が交代で個展会場にて受付や案内、絵のイメージ等の説明に携わることができたことを誇りに思っており、私たちの粘り強い活動の一環が会員加入に一石を投じたのでないかと一同、自負しているところでもあります。