蒸気機関車の清掃活動 |
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四国に静態保存されている蒸気機関車は13両あり、その内4両を四国鉄道OB会の会員が清掃を行っているのでご紹介致します。なお、静態保存の詳細については、当サイトの「SL静態保存」よりご覧下さい。
香川県高松市番町二丁目公園 人類最初の本格的な動力として蒸気機関車が開発され、以来各種産業並びに交通機関の動力源の花形として石炭産業と共に活躍してきたが、最後まで活躍してきた蒸気機関車も完全に姿を消そうとしていた。
こうした時、最も親しまれてきた蒸気機関車を後世に永く保存することは、単に交通機関の歴史としてでなく人類初の本格的な動力源として最後まで活躍した代表的な人類の遺産として非常に有意義であると考え、四国の玄関・高松市に四国の花形機関車C58形式が保存された。高松運転所OB会では、年に1回の清掃を行っている。 香川県坂出市御供所公園 昭和45年は、四国鉄道の無煙化計画が完了し、全線ディーゼル化となったため、SLは次々と解体されていった。この現状を見かねて、当時坂出市議会議員であったOBの藤川亘氏が、静態保存出来ないかと考え、国鉄に相談した。スクラップにして当時、価格750万~800万円もするSLを国鉄四国総局や国鉄本社へ陳情、交渉努力の結果、無償で借り受けられることになった。藤川氏は坂出市とも相談を行い、坂出市として御供所公園に整備展示することになり、市はSLの運送費、ホーム、レール、屋根、駅名表の作成等に2,000万円を支出し、昭和46年11月3日に展示した。香川支部坂出分会では毎年12月下旬に清掃を行っている。
香川県仲多度郡多度津町栄町 JR四国多度津駅駅前広場 多度津町はこんぴら参拝の玄関口として古くから栄えてきた町である。M22.5.23、当地に四国鉄道の前身である讃岐鉄道会社が創設され、多度津を起点に丸亀~琴平間が開設されてより、地域の文化の興隆は著しく今日の多度津町発展の基礎が築かれたのである。近年、時代の進展に伴い、地域住民の経済文化の交流に先導的役割を果たしながら走り続けてきた懐かしの蒸気機関車も動力近代化のため廃止されることとなったが、四国地区で活躍した8620形式を四国鉄道発祥の地である多度津町に保存し社会教育資料とするものである。香川支部多度津分会では、毎年12月下旬に清掃を行っている。
徳島県小松島市児童公園(ステーションパーク) 明治・大正・昭和の3代にわたり地域住民の福祉と産業・文化の発展に数多くの功績を残してきた蒸気機関車は、四国鉄道の動力近代化に伴い、四国の山野をばく進したその勇姿も永久にレール上から消えてしまった。小松島市は徳島県の海の玄関口として古くから栄えてきたが、大正2年徳島・小松島間に鉄道が敷設され、さらに徳島本線、牟岐線などの敷設や阪神和歌山航路の開設と相まって四国の東門として急速に発展し、京阪神経済圏との交流が活発である。このように発展しつつある小松島の児童公園に蒸気機関車を保存展示して 現車による生きた教材として活用することは 国鉄のPR、児童の科学教育、社会の教育上意義深いとして保存された。地元ボランティア団体の松島会と徳島支部の会員が随時清掃を行っている。
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