平成25年度四国鉄道OB会総会開催!

  5月14日(火)、10時30分よりJRホテルクレメント高松に於いて平成25年度四国鉄道OB会総会が開催されました。晴天に恵まれ出席を予定していた全員が元気に一堂に会しました。
  今回は本会発足後、9回目の総会となりました。四支部から選出された出席代議員40名と本部理事18名に加え、役員、各種表彰受賞者(役員功労8名、会員増強功績1名、分会活動功績10名)、ご来賓のJR四国泉社長、松島常務、日本貨物鉄道四国支店山名支店長、JR四国グループ会社各社長等のご臨席のもと、出席総数99名により開催されました。
 開会後、全員起立して昨年度中に亡くなられた172名の会員さんのご冥福を黙祷で捧げました。 また、各種表彰では役員功労表彰、会員増強功績表彰並びに分会活動功績表彰の三表彰(会長表彰)が行われました。いずれも個人表彰で、永年に亘る役員活動に対する功労表彰、多くの新入会員を獲得して会員増強の実績をあげられたことに対する功績表彰、永年に亘り分会にあって地道に新聞配達等のお世話役を引き受けOB会活動を支え尽力された方などに対する功績表彰で、三表彰を合わせると香川支部16名、愛媛支部3名、徳島支部6名、高知支部3名、計28名の会員さんが受賞されました。誠におめでとうございました。今後ともご健康で、そしてOB会活動へのご指導のほどよろしくお願いします。
  議案については事務局から昨年度の活動報告を行ったのに続き、本年度の活動計画並びに収支予算(案)、会則の一部改定(案)、役員の改選(案)が提案され満場一致で承認されました。 本年度の活動計画は、まず「組織強化」を掲げ、そのために(1)会員の確保、(2)組織の活性化、魅力づくり、(3)会員への情報発信、を各々強力に推進していくこととしました。特に会員確保については新たに配偶者を対象とした準会員(賛助)の入会を勧めていくことも掲げました。更に本会会員の高齢化が進み、支部・分会の役員にも高齢化が押し寄せているため、リーダーとなる人材の発掘並びに育成に努め組織の活性化につながる後継者育成を行っていくこととしています。次いで「JR四国及びJR四国グループへの協力活動」及び「社会福祉活動、地域活動等への協力」を積極的に行い、OB会としての社会的役割を果たしていくこととしました。 また、会則の一部改定は、「終身会員への移行措置を講じる必要があるときは、理事会において定める」ことを会則第8条第3項に追加することで承認されましたが、この具体的内容は次のようになっています。
  四国鉄道OB会の平均年齢は80歳に達し、特に年会費の徴収にあたっては集金ができるまで何回も会員宅への訪問活動を行うなどお世話役のご苦労も伺える反面、会費を納める会員さん側も恐縮に感じている方々がたくさんいます。これら会費の徴収・納付の現状を考慮し、会員1人1人が個々の実情に応じて年度ごとに会費を納めていくのか、終身会費を一括で納めておくかの選択肢を会員のために設定することにし、終身会員への移行措置として年齢別移行金額を定め、特に年長者には終身への移行をし易く設定したものです。  64歳以下は終身会費5万円ですが65歳から84歳まで年々終身への移行金額が減少し、85歳以上は1万円となります。ちなみに70歳では4万円、75歳では3万円、80歳では2万円となっています。詳しくは四国鉄道OB新聞7月号に掲載しますのでご覧いただきたいと思います。この会則の一部改定は25年6月1日付で施行されます。
   役員改選では4人の理事と1人の監事が退任され、新たに4人の理事と1人の監事の新任が承認されました。退任された理事・監事の皆様、長い間ご尽力いただきました。ありがとうございました。
 議事に先立ち、宮井会長から挨拶があり、代議員をはじめ会員各位に日頃のOB会活動に対して感謝の言葉があり、また、ご来賓の皆様方には当会運営への温かいご支援に対し、感謝の言葉がありました。そして、会員の高齢化等により会員の減少傾向が続いていることにふれ、今後の課題として入会率を上げていく努力が必要で、そのためには例えばいろんな同好会を立ち上げての活動、系統別OBからの入会慫慂、女性会員グループ等による活動、文芸同好グループでの活動など、それぞれの活動を通じて入会の輪を広げていくなどの行動を実践していこうと話されました。また、JR四国、JR四国グループ会社への協力活動を推進していくことによって、JRもJR四国グループも、そしてOBも共に喜べるようなOB会組織が一番いいことだと思う・・私たちの共通のDNAは『鉄道が好き』なのだから、OB会、JR四国、JR四国グループ会社、そしてJR貨物が共に繁栄・発展していくことができるよう進んでいきましょうと締めくくりました。
   ご来賓を代表して、JR四国泉社長からご挨拶をいただきました。当会への祝辞並びにJR四国、グループ会社に対する協力活動への感謝の言葉を頂戴しました。そのうえで、本四高速道路の料金値下問題等、今日のJR四国のおかれた厳しい現況等について私たちOB会員にわかりやすくお話いただきました。そして、新幹線ベースのスピードを四国の鉄道がもっていないことにふれ、都市間輸送にはこのスピードが絶対に必要であるが、なぜか四国内の世論の盛り上がりがあまり感じられない。地元の世論が盛り上がらないと鉄道会社がいくら声高に色々言っても新幹線導入の実現は無理である。OBの皆様は地元のいろんな場面で活躍されているので是非、皆様からもその都度、声をあげて盛り上げていっていただきたい。と熱い言葉で語っていただきました。
   お忙しい中、誠にありがとうございました。また、ご来賓の皆様方には会議冒頭より長時間ご臨席賜りました。誠にありがとうございました。
 本会議終了後、12時より懇親会を行いました。緊張した会議のあとの懇親の場は、ご来賓の方々も交わっていただき代議員や受賞者たちの気持ちもほぐれて懇親会が大いに盛り上がりました。そして、それぞれの地域での本年度の取組みを誓い合って散会しました。