平成23年度四国鉄道OB会総会が開催されました!

  5月17日(火)、10時30分より全日空ホテルクレメント高松に於いて平成23年度四国鉄道OB会総会が開催されました。
 今回は本会発足後、7回目の総会となりました。四支部から選出された出席代議員41名と本部役員、そして各種表彰受賞者(役員功労8名、分会活動功績16名、感謝状贈呈2社)、ご来賓のJR四国松島常務、日本貨物鉄道四国支店岡村課長、JR四国グループ会社各社長等のご臨席のもと、出席総数102名により開催されました。
   開会後、全員起立して昨年度中に亡くなられた219名の会員さん、並びに今年3月11日の東日本大震災で東日本鉄道OB会の多くの会員さん、ご家族が被災され、多数の死亡者や今だに行方不明者がいる中、これらの亡くなられた方々へのご冥福を黙祷で捧げました。そして、受付には東日本鉄道OB会会友への義援金箱を置き、多くの出席者の方々より心温まるご芳志をお預かりしました。
  また、各種表彰では役員功労表彰並びに分会活動功績表彰の二表彰(会長表彰)が行われました。いずれも個人表彰で、永年に亘る役員活動に対する功労表彰、永年に亘り分会にあって地道に新聞配達等のお世話役を引き受けOB会活動を支え尽力された方などに対する功績表彰で、二表彰を合わせると香川支部17名、愛媛支部3名、徳島支部6名、計26名の会員さんが受賞されました。誠におめでとうございました。今後もご健康で益々のご活躍をお願いする次第です。
  さらに今回は会長よりJR四国グループ会社2社に対して、感謝状が贈呈されました。一社は本会発足にあたり会員への情報発信の構築に尽力していただき、発足後も継続して情報発信システムの改良並びに、OB会員のためのパソコン教室の実施などOB会の発展に多大の貢献をしていただいているJR四国情報システム㈱です。もう一社はJR四国を退職した社員のOB会への入会率が毎年度高く、OB会員も多数現存し減少傾向にあるOB会員の中にあってOB会発展のために多大の貢献をしていただいている四国開発建設㈱です。誠にありがとうございました。今後ともご協力・ご指導のほどよろしくお願い申しあげます。
  議案については事務局から昨年度の活動報告を行ったのに続き、本年度の活動計画(案)が提案され満場一致で承認されました。昨年度末にはJR四国退職者の会員が1,007名となり、会員全体の24%を占めるに至りました。本年度の活動計画は、昨年度と同様に、まず「組織強化」を掲げ、そのために(1)会員増強、(2)組織の活性化、魅力づくり、(3)会員への情報発信、を各々強力に推進していくこととしました。本年度は会員同志の活動の絆となる新たな会員名簿を発行することにしています。特に会員増強については毎年度最重要課題として取組んでおり本年度も引続き全力で取組むこととしています。更に本会会員の高齢化が進み、支部・分会の役員にも高齢化が押し寄せているため、リーダーとなる人材の発掘並びに育成に努め組織の活性化につながる後継者育成を行っていくこととしています。次いで「JR四国及びJR四国グループへの協力活動」及び「社会福祉活動、地域活動等への協力」を積極的に行い、OB会としての社会的役割を果たしていくこととしました。
  議事に先立ち、児島会長から挨拶があり、代議員をはじめ会員各位に日頃のOB会活動に対して感謝の言葉があり、また、ご来賓の皆様方には当会運営への温かいご支援に対し、感謝の言葉がありました。そして、東日本大震災で東日本鉄道OB会会員が被災され死亡、行方不明、家屋の倒壊、流失等で今だに避難されている方々がおられることに、お悔やみとお見舞いの言葉がありました。・・・ 本会発足以来、JR四国はじめ関係各社のご支援等を受け運営基盤の確立を図りながら本会の魅力づくりや楽しいOB会とするために会員各自が工夫しながら取組んできましたが、会員の高齢化による会員の減少と役員・世話役の後継者不足ということが益々大きな問題となってきている。OB会の今後の活性化を図るためにも次のリーダーとなる人材の発掘と育成に取り組んでいきたい。昨年度はその一環として四国内の18名に地区情報発信委員を委嘱したがホームページ掲示板への投稿も増え、掲示板も益々充実してきている。会員の確保は会の存続、活動の前提条件であり永遠の課題として引き続き総力を挙げて取り組んでいく。そのうえで本年度は次ぎの3点を重点に活動していこうと話されました。 ①楽しい魅力あるOB会づくり  ここ数年の傾向として会員の死亡以外に退会される会員が増えているように思う。高齢で体調を崩されたという方ばかりでなく比較的若い方もいる。入会したが余り面白くない、つまらないという事でしょうか。OB会として期待に応えられていないとすれば誠に残念だ。人によっては想いや要望に多少の違いがあると思うが、健康管理、生き甲斐、自己実現などOB会活動の場をそうした要望を満たすものにしていって頂きたい。今年度はスポーツや文化芸能等の趣味の会や同好会活動をより一層盛んにして、老若を問わず幅広く大勢の会員が参加し楽しめるものにしていきたい。特に女性会員の参加・活躍に期待したい。 ②JRに対する協力活動  リーマンショックによる大不況からやっと抜け出しつつあったわが国経済は、今回の東日本大震災で再びどん底に突き落とされ、立ち直りには相当の期間を要すると思う。その上高速道路の整備をはじめJR四国を取り巻く社会経済環境は様変わりをし、いまやJR四国は存亡の危機に立たされており出直し的改革を迫られていると言える。OB会としては極めて厳しい状況下におかれているJR四国の自助努力を支援するため増収活動に協力することは勿論、事故防止、駅舎清掃等に取り組んでいく必要がある。JR四国の一番の応援団として皆さんの強力なご支援ご協力をお願いする。会員一人ひとりが自分たちのOB会との認識のもと、よりよいOB会づくりのために一層の活躍をお願いしたい。 ③社会福祉活動、地域おこし活動等に参加しよう  JR四国は本来地域に根ざした地域の発展、福祉の増進に寄与すべき使命をもった会社だと言える。 これからの四国鉄道の再生計画の推進にしても地域の理解と協力が必要だ。そのためには常日ごろから地域と密接な関係をもっていることが大事だ。OB会員の中には地域の自治会や各種団体、協会等で役員・世話役として活躍している人が大勢いる。そういった人たちを通じてOB会も町おこしや福祉活動、各種行事に参加して地域との繋がりを強めていこう。と話を結びました。
  児島会長の話の内容は、本部の活動計画に盛込まれた内容となっていますが、今後開催される各支部の総会においてもその趣旨を取り入れた活動計画が示されることと思いますので、会員の皆様のご協力のほどよろしくお願いします。
  ご来賓を代表して、JR四国松島常務からご挨拶をいただきました。当会への祝辞並びにJR四国、グループ会社に対する協力活動への感謝の言葉を頂戴しました。そのうえで、今日のJR四国のおかれた厳しい現況や、本来ならば本日出席予定のJR四国泉社長が急遽欠席されている状況など、私たちOB会員にわかりやすくお話いただきました。そして、JR四国全社員はまずは事故を起こさないようにと心がけて、泉社長を筆頭にして頑張っていくので、OB会のみなさま方の力強いご協力をお願いしたい。と熱い言葉で語っていただきました。
 お忙しい中、誠にありがとうございました。また、ご来賓の皆様方には会議冒頭より長時間ご臨席賜りました。誠にありがとうございました。
 本会議終了後、12時過ぎより懇親会を行いました。緊張した会議のあとの懇親の場は、ご来賓の方々も交わっていただき代議員や受賞者たちの気持ちもほぐれて懇親会が大いに盛り上がりました。そして、それぞれの地域での本年度の取組みを誓い合って散会しました。